8.6.14

そうそうその通りや!

「小さい頃、プリンを食べていて思ったことがある。最初は普通に食べ始めたはずなのに、残り少なくなると急にもったいない気持ちになるのだ。「こんなにある」が「もうこれしかない」に変わると、同じプリンなのにやけに美味しく感じるのが不思議だった。でも、終わりを考えた瞬間にそれが勿体無く感じると言うのはちょっといじましい気もする。なぜなら最初の一口も最後の一口も、プリンがプリンであることに変わりはないからだ。」

ホテルジューシー
坂木 司

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