31.12.14

リットルウッドのお墓

143年間毎年欠かさず、日本人家族がある元英語教師のイギリス人の墓の世話をして来たと明らかになって、東京にある英国大使館は正式にその家族に感謝の意を表明したという。

朝日新聞の記事によれば、村井家は5代にわたって、加賀市にあるバーナード・ジョージ・リットルウッドのお墓の世話をしたそうです。リットルウッドは英語を教えるため来日しましたが、1870年頃、現在の石川県で天然痘にかかって亡くなったとのことです。地方自治法の変更で彼の墓の世話をしてくれる人がいなくなりました。村井家の墓が近かったため、村井家が自ら進んでついでにリットルウッドのお墓の世話をしてくれましたという。今年12月上旬、英国大使館から感謝の手紙をもらったそうです。

村井久美子(81歳)は手紙を受け取ったら、驚きで言葉を失ったそうです。村井家によると、第二次世界大戦中、日本と英国が敵同士だったときでも墓の世話をよくしてきましたが、つい最近までリットルウッドの正体を知らなかったそうです。1960年台には、墓に書いてある漢字の間違いで、リットルウッドではなく、フィリップ・ワードの墓だと思ってしまったそうです。加賀市の国際交流会の会長、小谷田進の徹底的な研究のおかげでリットルウッドのお墓だと明らかになりましたという。



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