12.4.12

熱い風呂は気持ちいいけど、お湯の熱さに慣れないと

日本の新学期は4月に始まりますね。初日は始業式で、新入学生以外の学生達は登校します。初日には、引退のためや、人事異動で違う学校に働いて行く先生達と別れの挨拶をしたり、新しい先生達を迎えたり、学年のクラス分けを知らせたりします。11時ごろ、学生達はみんな帰ります。授業がありませんし、初日は主に体育館で過ごします。

二日目には、初日と同じように、新入学生以外の学生達は登校します。12時まで学生達と先生たちは、新入学生のために学校を大掃除します。終わったら学生達は帰ります。

三日目は入学式の日で、新入学生が始めて学校に来ます。新入学生と高学年以外の学生達は普通の登校をします。普段通り授業があります。普段通りに3時半ごろに帰ります。新入学生は12時ごろ、昼休みになる前に帰ります。

四日目にはやっといつも通りに戻ります。

まあ、私が働いている兵庫県の小学校と中学校はそうです。違う地域に行くと違うシステムがあるのでしょう。

英国なら、まあ、私が通っていたロンドンの学校なら、学校の初め方がちょっと違います。

英国では、新学期は4月じゃなくて9月です。初日には、新入学生だけが登校します。新入学生以外は休日で、絶対に登校しません。学校には新入学生だけですので、みんなは高学年から干渉されないうちに、気楽に学校を見て回ることができます。初日は新入学生にとって、学校に馴染められるチャンスです。いつも通りに3時半頃に帰ります。

二日目は普通の登校日なんで、全ての学生達は学校に来ます。授業は普段通りにやります。

主な英国の国立の小学校や中学校は始業式や終業式、入学式や卒業式なんて、ありません。英国の教育システムは日本と違って、高校もありません。

どちらの国の学校の初め方のほうがいいっていう問題ではありません。どちらでも長所短所があります。日本の先輩・後輩の関係は素晴らしいと思いながら、初日には新入学生が気楽に学校を見て回って馴染められるチャンスも大事だと思います。

英国と違って日本は二日目の登校日から早速授業を始まらないこともとても良いことだと思います。

だって、熱い風呂は気持ちいいけど、お湯の熱さに慣れないとヤケドをしてしまう。

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