8.8.11

ばかばかしい

よく通った近所のお店。
いつも通った近所の郵便局。
よく行っていた近所のスーパー。
入会しようと思っていた近所のジム。
30年代に建てられた素敵なビル。
いつも歩いたりした道。

すべてがなくなった。
暴動のせいで。

相変わらず、日本のニュースに全く出てないけど、ロンドンは現在、大変な状況となってしまいました。ただ、ロンドンのどこでもじゃなく、私の近所です。生まれて育った場所です。実家から、5~10分ほど歩けば着く場所です。
近すぎてびっくり。
近すぎて安心できない。

BBCニュースによると、私の近所は今日、戦場のように見えるそうだ。
詳しくないけど、手短に説明します。

木曜日(4日)、地元の地下鉄の駅のすぐそばで、警察が追跡していた黒人の男性を(間違って?)射殺してしまった事件があった。なぜ警察が撃ったのか、なぜ警察が彼を追跡していたのか、答えが欲しくて欲しくて、次の日に近くにある警察署の前でたくさんの人が平和的なデモを行った。しかし、答えが全く出てこない。事件がまだまだ警察の捜査中だったからかな。

平和的な抗議はすぐに暴動になってしまい、反抗者が警察攻撃し始めた。パトカーだけにとどまらず、全く関係ないお店、スーパー、ロンドンの超有名な2階建てバスなどにも放火したりした。警官が足りなくて、大騒動になっちゃった。そして、略奪が横行してしまった。 しかも、略奪は近所だけじゃなく、ロンドンのあちこちでも勃発してしまった。新しいテレビ、パソコン、携帯電話、服、何でも盗まれちゃった。スーパーのチョコまでも。
昨夜も略奪が続いた。

そんなばかな行動をするなんて、信じられない。
近所がこうなっちゃったなんて、信じられない。
そして、同じロンドンっ子として、恥ずかしくてたまらない。
日本のニュースにも出て欲しいけど、出て欲しくないと思う。

近過ぎて、将来のことを心配している。
私は今、ロンドンにいないので、マスコミの言っていることしかわからない。
マスコミが大げさに騒ぐ恐れもあるな。
それにしても、複雑な気持ちがする。
なんだか泣きたい。
なんだか帰りたい。

頑張れ、ロンドン。

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